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2012年01月20日

コダックが破産法申請!



19日に日本の民事再生法に相当する連邦倒産法第11章を申請した写真業界の巨人、イーストマン・コダック。
コダックが無ければ今の写真は存在しなかったと言っても良いほどの会社だったがついに落日の日が訪れてしまった。
ただ、同法、適用中も通常通り業務は続け、経営再建を目指すとのことで、当面は現状と変わらない商品供給が期待できそう。
運転資金として、シティグループから9億5,000万ドルの融資を受けたという。
同社はすでに13の工場と130の現像所を閉鎖し、2003年から4万7,000人の人員削減を行なうなど、リストラ策を進めてきたとの事。CEOの Antonio M. Perez氏は、「コスト構造をさらに手際よく変えるために、非コア事業の知的財産権を効果的に資金化する必要がある」としている。これまで築きあげてきた特許類をたたき売りして食っていく様だ。
米国を拠点とするリストラについては、2013年に完了する予定。
かって、しのぎを削ったライバル「コニカ」は今はなく、いち早くこの状況を察知し医療や化粧品などに分散ビジネスをしていたフジフィルムだけが生き残った形。
それにしても我が家業は今後どうしたら良いのだろう・・・?
  


Posted by カメラの店白樺 at 10:07Comments(2)写真の話